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作品名:ジュリー・マネ ~永遠の少女~
使用画材 :ボールペン・アクリル・デッケルエッジバージンコットン紙
制作年 :2022年
作品サイズ:100×150mm
外寸:190×240mm
「ジュリー・マネ ~永遠の少女~」2022年
13歳で父親を亡くし、16歳の多感な時期、父に続き母(モリゾ)まで失った少女、ジュリー
母はタチアオイになる
誇り高きモリゾこそ、この花にふさわしい
そして絵画の中、少女=ジュリーは永遠に記録された
印象派の少女
明るい庭から時は流れる
父ウジェーヌが亡くなり、母(モリゾ)はある日、友人ルノワールに娘の絵を依頼する
ルノワールはその時何かを感じ取ったのだろうか?
モリゾも入れて描いた絵はモリゾの最後の肖像画となった
筆者にはモリゾの横顔は疲弊して見える
夫の死後、気持ちが弱っていたのだろうか?
1年後、更に不幸が襲う
インフルエンザを患ったジュリーを看病していたモリゾも罹患し、回復することなく息を引き取ってしまう
1895年モリゾ54歳
肺炎だった
母の最後の言葉は「ジュリー」
ジュリーは孤児になる
母を失くした後の彼女の日記は一時途切れていることからも、大きなショックを受け傷ついていたことは想像に難くない
その為、時間軸では現代に近い10代のジュリーをモデルにした今作には色が無いようにした
絶望の淵では、人は目の前が色あせてモノクロに見えてくる
この作品は彼女のその時の心象風景を想像して描いた作品
辛くても立ち続けなければならない
生きるために
ジュリーもまた、母と同じくタチアオイである
【蛇足】
このままではあまりにも後味が悪いので、その後の話を
孤児になったジュリーだが、独りぼっちではなかった
両親の仲間であった印象派の作家たちが彼女を支えたのだ
文学者のステファヌ・マラルメが後見人となり、ジュリーはいとこたちと暮らした
モネ、ドガ、ルノワールらも彼女を支えた
幼い頃から印象派の画家たちのモデルを勤めていたジュリー
絵画や音楽の素養のあったジュリーは両親と同じく画家になる
そしてなんと(!)
ドガがジュリーに見合い相手を連れてきた
(偏屈で皮肉屋と名高いあのドガが!)
ドガの弟子のエルネスト・ルアールである
結婚後、エルネストとの間には3人の子供が生まれ、更に後にジュリーが受け継いだマネやモリゾの作品などは美術館に寄贈された
現在でもジュリーの日記は印象派を研究する上での重要な資料となっている
彼女が残した遺産のお陰で私達は美術館で印象派の画家たちを詳細に見て知ることができる
#ボールペン画
#天壌artwork
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